self shinbun

ねこ1匹とひと1人の生活、日記です。

ピアノ (9/7の日記「本」と一対)

幼稚園の時、母が「ピアノがあったらいいのに。」とよく言っていた。

クリスマスの朝、小さなおもちゃのピアノが私に贈られ、喜んでポンポン弾いていたら

父と母が小声ではあるがケンカをしていた。

母曰く「あのピアノはドレミが狂ってるし、変な音階を覚えたら困る。」

父曰く「なんや、せっかく買ってきたのに。あのピアノに喜んでるやんか!」

 

翌朝ピアノは無くなっていて、母に聞くと「人にあげた。」という事だった。

私は小さかったが憤慨した。

ケンカはされるし、サンタさんはいないと知るし、おもちゃのピアノは無いやんけ!

ひどすぎる。と心の中で思った。

 

そのことによる影響は今のところ分からないが、思い出すとちょっと笑う。

男はつらいよ 第十一作「寅次郎忘れな草」のワンシーンに、そっくり。